同じアスリートであるにも関わらず、とてつもなく集中できている人とそうでない人の違いは一体何なのでしょうか。
気付いたら何時間も経過していた、試合が終わっていた、こういった経験をお持ちである方は多いかもしれませんが、これを意識的にできることによって、競技においても例を見ないハイパフォーマンスを叩き出すことが可能になります。
そこで今回は本番で集中力を高める方法について、以下で詳しく見ていきましょう。
集中力のレベルを計ってみる
集中力を高める前に、まずあなたの集中力のレベルを詳しく見極めなければいけません。
今まで誰の声も聞こえないほど集中したことがある、もしくは気付いたら何時間も経過していたという経験はあるでしょうか。
そういった経験を思い出して、次にその時に何をやっていたか振り返ってみましょう。
もしやっていたことに共通項があるのであれば、集中力を引き出しやすいかもしれません。
もし共通項がなかったとしても心配ありません。
どういった物事に集中していたのか、そしてそれに対してなぜ集中できたのかということをしっかりと振り返り、自分の最高の集中力を発揮した瞬間を再現できるように試みましょう。
逆に集中できなかった瞬間というのを、後から振り返るのもかなり重要になります。
なぜ集中できなかったのかその原因をしっかりと探り、これからの自分が集中できるように教訓としましょう。
集中力を高めるための方法
ここからは集中力を高めるための方法について詳しく解説していきます。
今回紹介する方法は、大事な試合の前などで簡単にできるものなので、しっかりと自分のものにして試してみてください。
たったひとつのことだけに集中する
ほとんどの場合において、集中力を妨げるのは頭の中の雑念です。
練習や試合に集中しなければいけないのに、頭に浮かぶのは全く関係のない物事であるという経験をしたことがあるという人も多いでしょう。
頭に雑念が浮かび集中できていない状態を解消するためには、たったひとつのことだけを集中して考えるということが必要になります。
そのためには集中を妨げる不必要なものを排除してください。
目の前に広がるパソコンやスマートフォン、ポスターでさえもあなたの気をそらしてしまい集中を削ぐ要因になります。
目をつぶり瞑想するというのもおすすめなので、まずは一つのことだけに集中するということから始めてみましょう。
空白の時間を設ける
たったひとつのことだけに集中すると簡単には言えますが、これを達成するには容易ではありません。
情報が溢れかえっている現代社会において、ただ目を開いて座っているだけでも、私たちなのには様々な情報が入ってくることにより、自ずと集中力も低下してしまいます。
そのため頭を空っぽにする空白の時間を設けることにより、 情報から一時的に離れ、頭に何も浮かばない状態を作りましょう。
そうすることによって、より集中しやすい状態を意識的につくることができ、その後のパフォーマンスを向上させることができるでしょう。
集中しなくていい時間を作る
人間の集中力というのは、長時間維持するというのは難しい作りとなっており、24時間365日常に集中するというのは、どんな人にとっても不可能です。
そこで集中しなくていい時間を作るというのも重要になってきます。
あえて集中しなくていい時間を作ることにより、脳をリラックスさせることができるでしょう。
アスリートはトレーニングなどを行った後に、食事や睡眠で筋肉を回復させることには気を使いますが、それと同じくらい脳を休ませるのも大事です。
何も集中しなくていい時間を作り、しっかりと糖分を摂り栄養補給をすることで、脳を回復させてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はハイパフォーマンスを叩き出すために、本番で集中力を高めるための方法について詳しく解説してきました。
自然に集中することができるのではないかと考えている方も多いかもしれませんが、集中力は意図的に高めることができます。
集中力を自在に高めることができれば、競技の本番でも高いパフォーマンスをたたき出すことができ、思うような結果を残すことができるでしょう。
肉体や食事だけではなく、集中力を高めるために脳を鍛えることにも着目してみるのもおすすめです。