近年では様々なアスリートが、食事改善や科学的なトレーニング方法を取り入れる事によってパフォーマンスを上げています。
食事や練習方法については多くのアスリートが注目していますが、睡眠についてはまだまだ知らないという人がほとんどです。
もっとも睡眠は疲れ切った体を回復させ練習の効率をアップさせるので、できるだけ効率的にしたいという方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、今日からできる睡眠を改善しパフォーマンスを上げるための様々な方法について詳しく解説していきます。
短時間で疲れを取るためには「熟睡できる脳」を作る!
多くの人が勘違いしていることなのですが、疲れを取るためには身体ではなく脳を休めるということが重要です。
どれだけ脳をうまく休めることができるかによって、睡眠の効率というのも大きく変わってきます。
そこで以下では「熟睡できる脳」を作るための方法について詳しく解説していきます。
そもそもなぜ疲れを取るためには脳を休めるべきなのか?
疲れを感じている人のほとんどが、以下のような悩みを有しています。
- 常に体がだるい、頭がぼーっとしている
- 眠っても疲れが取れない
- 朝起きるとぐったりとしている
実は毎日体を激しく動かしているアスリートの人はもちろんのこと、普通に働いているサラリーマンの方も同じような症状に悩まされています。
毎日体を激しく動かしているアスリートではない方もこういった疲れに悩まされていることから、疲れというのは必ずしも体を動かしているかどうかが重要だというわけではないということが分かるでしょう。
実は近年では脳科学の研究が進んだことによって、脳が疲れることによってこういった症状が出ることがわかりました。
そのため睡眠をする際には、もちろん体を休ませるということも重要ですが、同じくらい脳を休めることも重要になってくるのです。
熟睡できる脳の作り方とは
ここまで私たちが感じている疲れというのは、実は脳が疲れていることによって症状が出てしまうことを解説してきました。
そこでここからは、脳を休ませ熟睡することができるための具体的な方法について、以下で詳しく解説していきます。
頭のコリをほぐして疲れをとる
熟睡するための簡単な方法としてまず挙げられるのが、頭のコリをマッサージで簡単にほぐしてから睡眠を取るということです。
私たちは普段普通に生活しているだけで、頭に老廃物が溜まったり血行不良が起きたりします。
この老廃物や血行不良をマッサージでほぐすだけでも、脳にかかる負担が少なくなり熟睡することが可能です。
頭部マッサージはどこでも自分で簡単にすることができるので、今日は特に疲れた1日だったと思ったら、寝る前に簡単で良いので頭部マッサージを行いましょう。
目を休ませる
私たちが普段世界を認識している「目」というのは、非常に脳と繋がりの強い器官です。
そのためパソコンやスマホなどを長時間見続けていると、脳に負担がかかり睡眠の効率も悪くなってしまいます。
寝る前にはできるだけパソコンやスマホなどを避けて、目を休ませることを意識するだけでもかなり睡眠の効率が上がるので、ぜひ試してみてください。
また特に目が疲れていると感じた場合は、ホットアイマスクなどを利用すると血流が改善されるので、眼精疲労がかなり改善されます。
不安・心配事を文章化する
一見睡眠に関係ないのではと思われる方も多いかもしれませんが、熟睡できる脳を作るためには不安に感じていることを文章化するというのも非常に重要です。
私たち人間の脳というのは非常に繊細なものであり、些細なことで負荷がかかってしまいます。
特に普段暮らしている中で感じている不安や心配事などは、脳にストレスを与え睡眠の効率が著しく下がってしまいます。
そのためできるだけこういった不安や心配事などを寝る前に排除し、頭が空っぽの状態で眠ることができるというのが熟睡できるかどうかを左右するのです。
そこで簡単な方法として挙げられるのが、不安や心配に感じていることを文章化するということになります。
こういった不安や心配に感じていることを文章化すると、なんとなく不安に思っていたことが具体的になり何をすれば良いのかというのが明確化するのです。
不安や心配事などが明確化した具体的な問題に変わると、ストレスが軽減し脳にも負担がかからなくなります。
脳に負担がかからなくなったことによって熟睡することも可能になるので、不安や心配事を抱えているという方は積極的に文章化してみましょう。
すぐに眠りにつくためには血流を意識しよう
ここまで疲れを取るために「熟睡できる脳の作り方」について詳しく解説してきました。
しかしより疲労を取るためには、できるだけすぐに眠りにつける状態を作るというのも非常に重要です。
すぐに眠りにつくことができるようになるためには、 血流を意識するというのが非常に重要になります。
血流を良くすることによって、副交感神経の働きが活発になることに加えて、筋肉などもほぐれるので熟睡しやすい状態になります。
また血流が良ければ脳にも積極的に血液が送られるので、脳の老廃物を流し疲労を取ることにもつながるのです。
普段から体の血の巡りが良くなるように姿勢を良くしたり、簡単なストレッチをしたりすることで血流は簡単に改善することができます。
寝る前には猫背で座ったりするのを避けて、できるだけ姿勢良く軽いストレッチをするとすぐに眠りにつくことができるのでかなりおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一般的に睡眠の改善というと、睡眠時間を十分確保したりアロマなどを使ったりすることをおすすめすることも多いです。
しかし私たち人間が睡眠をとる根本的な理由というのは、体を休め疲れを取ることであり、その疲れというのは大部分が「脳」によるものです。
そのためどれだけ睡眠の際に脳を休ませることができるかというのが、睡眠の効率を上げる際の鍵となります。
今回紹介した方法を実践して、疲れない体を手に入れ競技のパフォーマンスをアップさせましょう。