アスリートとしてトップクラスの人でも、常に怪我をするリスクを抱えています。
しかしトップクラスのアスリートは、怪我をしないために様々な予防やストレッチなどをしているはず。
しかしそれでも怪我をしてしまうということは、競技スポーツをしている以上、絶対に怪我を避けることはできないということでしょう。
もっともできるだけ大きな怪我をせずに、競技生活を終えるということもできるはずです。
そこで今回の記事では、できるだけ怪我をせずに競技をするために必要な考え方というのを紹介していきます。
ストレッチは怪我予防に効果がない?
怪我をせずに競技をする上で、一般的に重要と考えられているのが「ストレッチ」です。
しかし実はストレッチは怪我予防の効果はない可能性があるというのはご存知でしょうか。
怪我予防において常識となっている「ストレッチ」に関して、以下で詳しくみていきましょう。
ストレッチに肉離れの予防効果はないという研究結果も
様々な競技のアスリートが、試合や練習などで肉離れをした経験があるかと思います。
ストレッチを十分して準備しているであろうアスリートでも、なぜ肉離れという大きな怪我をしてしまうのでしょうか。
実はヨーロッパサッカーのチームによる研究によると、ストレッチには肉離れを予防する効果はないという研究結果がでています。
肉離れなど怪我を防ぐ方法はない?
こういった研究結果に加えて、さらに肉離れなどを中心とする怪我を防ぐ方法は未だに分かっていないということも現在では分かっています。
怪我をする筋肉自体、どのような種類(硬い・柔らかいなど)の筋肉であれば怪我をしない/するということが分かっていないので、効果的なストレッチがどういったものなのかというのも断言することはできません。
怪我予防をするため重要な考え方
怪我をしないためには何をすればよいのかという命題には、未だ完璧な答えは出ていません。
そこでできるだけ怪我をしないための怪我予防としては、現在の常識を疑い様々な手段を試してみるという柔軟な考え方が重要となります。
例えば、現在では遺伝子を調べてどういった練習方法を採用すれば怪我をしないかという遺伝子検査による実験がプロのサッカーチームでも採用されていたり、競技や役割によって使う筋肉ごとにトレーニングを変えたりするなど様々工夫が凝らされています。
これによって実際に怪我が少なくなったというアスリートも多くなっており、少しづつ怪我を防ぐために効果的な方法というのが判明しているのです。
これも今まで当たり前だとされていたストレッチによる怪我予防という常識を疑い、様々な手段を導入している柔軟な考え方によるものです。
現在競技スポーツをされているという人も、怪我を予防するためだけではなく様々な面で常識を疑い何か効果的な方法はないかということを探る柔軟な考えを持ち続けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだまだ怪我をしない予防法というための、完璧な対策法というのはわかっていません。
もっとも様々な手段を試すことによって、出来るだけ怪我をしないための取り組みは年々精度が上がっています。
現在行なっている怪我の予防方法を常に見直し、新しい取り組みを導入し続けることで、できるだけ怪我をせず競技を楽しみましょう。