どうしても記録が伸びない、思ったパフォーマンスを発揮することができないと悩んでいるアスリートの方は多いでしょう。
そういった時に、ほとんどの人は挑戦することを嫌って、今までの生活習慣や食事内容、練習の見直しなどを行ないます。
これは間違っていることではなく、アスリートにとって絶対に必要なステップでもあるので、問題ありません。
自分を振り返り見直すことができない人間は、そこから進歩することはできないからです。
しかし過去の栄光にすがって、昔のトレーニングと同じことを繰り返したりしてしまっては、その人もそこから進歩することはできないでしょう。
なぜなら年月を経た私達人間の身体は、たった数年で全く違ったものになる可能性を秘めており、昔と同じことをしても変化してしまった身体には適さないというのがほとんどです。
そこで必要となってくるのが、今までは挑戦もしなかった、考えもしなかったことを行なうことになります。
つまり自分にとって「未知」の物事に挑戦する必要があるのです。
今回は、停滞している時こそ必要となってくる「未知」への挑戦について詳しく解説していきます。
「未知」への挑戦はアスリートの歴史
未知に挑戦するということは、それそのものがこれまで様々なスポーツのアスリートが積み重ねてきた歴史そのものでもあるのです。
アスリートが今日に至るまで「記録」を伸ばし続けることができたのは、一見何の関係も無いようなこと、もしくは取り入れたらパフォーマンスを下げかねないものにも積極的に挑戦してきたからになります。
- 役に立つか分からない最先端の道具
- 関係あるか分からない栄養学の知識
- 一見すると関係あるか分からないデータ収集と分析
こういったことに先人のアスリートは果敢に挑戦することによって、偉大な記録を破り続けてきたのです。
考えても見て下さい。
現在では、データを使ったり最先端の技術を使った様々な道具を活用することは、当たり前であるかのように受け止められています。
しかし、データがあらわれた当初は、それを活用する人間はうさんくさいと思われていました。
また最先端の技術を使った道具であっても、現在ほどテクノロジーに信頼感が無い昔の人々にとってはうさんくさいものだったでしょう。
しかしどれだけうさんくさいものだったとしても、先人の人々は「未知」への恐怖に打ち勝ちそれを受け入れて自分のものにしてきたのです。
だからこそ先人の記録を破り続けることができ、今でもそういった流れはアスリート1人1人に受け継がれています。
停滞中こそ「未知」へと挑戦せよ
この未知に挑戦するということは、単純に最先端の道具などを取り入れるというようなことを指しているわけではありません。
例えば、今までは試してこなかった調整法や食事の仕方など、やれることは山ほどあります。
特にアスリートとして経験を重ねてくると、多くの人にルーティンや習慣などができているため、新しいことに挑戦するというのはとても不安に感じる方も多いでしょう。
しかしそのようなルーティンや習慣などが、停滞してしている原因の一つである可能性が高いため、そういった時こそ未知なる挑戦をしなければいけません。
過去に成功した経験があるアスリートや、これまでそこそこの成績を残せてきた人などは、新しいことに挑戦することで、パフォーマンスの調子やフォームが崩れてしまう心配があるかと思います。
しかし過去の練習内容や習慣などを変えることなく継続していると、それ以上の成績を残すというのはとても難しいです。
現在停滞しておりより優れた成績を残したいと考えているアスリートの方は、新しい道具や練習方法、生活習慣などに挑戦してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は停滞しているアスリートの皆さんに向けて、どうやったらその停滞を打破することができるのか解説してきました。
現在の偉大なる記録は、先人のアスリート達が未知なる挑戦をしてきたからこそ達成した記録でもあります。
停滞を打破し現在よりも優れた成績を残すためには、常に新しい挑戦を続けることを忘れてはいけません。