一般人が足を踏み入れることができない選手村。
その中身がどうなっているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は東京オリンピックで使用される選手村について気になる部分を解説していきます。
オリンピックで使用される選手村とは?
選手村とは、その名の通り関係者がオリンピック期間中に宿泊する施設です。
関係者以外は立ち入ることができませんが、選手以外にも大会関係者(役員など)であれば使用することが認められています。
ここではそんな選手村の概要について説明していきます。
選手村は東京のどこにある?
東京オリンピックで使用される選手村は、東京都中央区晴海五丁目地内にあります。
もっと簡単に説明すると豊洲市場の海を挟んですぐ近くです。
選手村の大きさ
広さは44ヘクタールあり、東京ドーム約9個分の大きさです。
マップを見ても分かる通り、豊洲市場と同じくらいの大きさがあります。
大きな面積の中に建てられた選手村ですが、部屋のタイプは約300、ベッド数は18,000もあります。
部屋の中はそれほど豪華な作りではなく、ビジネスホテルの部屋のような作りです。
寝泊まりをする分には申し分ないといったところでしょうか。
選手にとって大切となるベッドが段ボール製
オリンピックで使用される選手村のベッドフレームですが、これは実は段ボール製です。
「体格の大きい選手は大丈夫なのか?」と心配になりますが、200kgまで耐えられるほど頑丈な作りになっています。
また、フレームの上はスポンサー企業のスポーツ選手に適したマットレスが使用されているため、寝心地も良さそうです。
選手に対する最高のおもてなし
選手村では、選手たちが快適に利用できるように様々な工夫がされています。
例えば、東京オリンピックは都心ということもあり、地方に比べると景色という面ではそれほどよくありません。
しかし、選手村はその中でも選手たちを癒すことができるよう、東京湾の自然の景色が楽しめるような場所に建てられています。
また、選手村での食事も無料で、24時間いつでも提供できるような体制を整えているのです。
これにより選手たちは時間に縛られることがないので、食べたい時に食事をとることができます。
選手村は寝泊まりするだけの施設ではない
選手村は選手が宿泊できるスペースが大半を占めていますが、実はそれだけではありません。
施設内には、ビレッジプラザと呼ばれるエリアがあります。
ここには選手が利用できるクリニックやヘアサロン、ジムなどがあり、料金は無料です。
また、無料ではありませんが、そのほかにもお土産コーナーなど選手が気軽に買い物ができる店舗なども設置される予定になっています。
選手村は絶対利用しなくてもいい
東京オリンピックに出場する選手が、必ずしも選手村を利用しなければならないのかというと、実はそうではありません。
強制的ではないので、選手が落ち着かないと思えば選手村以外の宿泊施設を利用しても問題ないようです。
東京オリンピック後の選手村
東京オリンピックのために建設された選手村ですが、使用後はどのような使われ方をするのでしょうか?
オリンピック後は一般の方向けの住宅として計画されている
東京オリンピック終了後、選手村として使用されることがなくなる施設ですが、すでに一般人の住む街にできるよう計画が進んでいます。
具体的にはマンションなどの一般住宅になるほか、高齢者向けの住宅や外国人向けのアパートなども設置予定です。
今後の話になるので相場などはわかりませんが、オリンピック終了後には一般人が利用できる街になるのは嬉しいポイントではないでしょうか。
選手村もオリンピックの醍醐味!
今回は選手村の概要について徹底的に解説をしました。
実際にどのような施設か知ることができたでしょうか?
今現在、選手村には残念ながら一般人が入ることは許されていません。
しかし、使用後は私たちが利用できる施設に生まれ変わる計画がされているので、実際に目で確認できるのはそれまでの楽しみにとっておきましょう。
オリンピックは競技を楽しむのはもちろん、選手村などそれ以外の楽しみが盛りだくさんのところも魅力の一つと言えますね。