監督やコーチに言われることだけをこなしている、指示待ち人間になってしまっていては、アスリートとして結果を出すことはできません。
競技スポーツで生き抜くためには、常に自分で目標達成することができる「自走力」を身につけることが重要になります。
なぜなら、一流アスリートとなって厳しい競争を勝ち抜くためには、練習や試合の場で指導にしたがっているだけではなく、日々の生活を自分で考えて過ごしていくことが重要だからです。
そこで活用することができるのが、ビジネスの場でも良く使われている「PDCAサイクル」になります。
アスリートが、PDCAサイクルの考え方をしっかりと身につけることができれば、スポーツの場だけではなく引退後の生活においても、優れた人間として活躍することができるでしょう。
そんなアスリート流のPDCAサイクルの活用法について、今回の記事では詳しく紹介していくので、ぜひ参考にして下さい。
そもそもPDCAサイクルとは?
PDCAサイクルとは、主にビジネスで良く使われている考え方です。
- Plan 計画
- Do 実行
- Check 評価
- Action 改善
計画→実行→評価→改善→計画…と繰り返し行なっていくことによって、継続的に業務を改善し結果を残していくというのが、PDCAサイクルの最大の目的になります。
しかしビジネスで活用されている考え方である「PDCAサイクル」が、なぜアスリートに有効な思考法なのでしょうか。
アスリートこそ自分で目標達成する「自走力」を身につけよう
アスリートが活躍していく一番重要なポイントとして、自分で目標達成する「自走力」をみにつけているかということが挙げられます。
自分の求めている目標に対して、どういったことをすれば、パフォーマンス向上・かいぜんをすることができるのか、日々課題を設定しそれをクリアして成長をしつづけることができるのか。
ただただ監督やコーチの指示を待っているだけ、やることすべていいなりでは、いつのまにかアスリートとしては淘汰されてしまうこと間違いありません。
そこでアスリートができるPDCAサイクルの効果的な使い方について、以下で詳しく解説していきます。
自走力を身につけるためのPlan~計画~
アスリートが自らの課題を設定するときには、以下のように考えてみましょう。
- 競技で成し遂げたいことは何か
- どのくらいのパフォーマンスを発揮したいのか
- 達成して得たいものは何か、そのために何を犠牲にしなければいけないのか
- 自分の長所・短所はどういった点なのか
- 直近で超えなければいけないライバルは誰か
- 自分の環境は目標からが逆算して適切か、改善すべきか
これらを具体的に考えれば、考えるほど自分がやるべきことが明確化していきます。
自走力を身につけるためのDo~実行~
計画を定めたらすぐに実行に移りましょう。
目標から逆算して立てた計画から、1日単位で毎日少しでもいいので、自分の力を高めるために様々な課題をこなしていってください。
自走力を身につけるためのCheck~評価~
評価は、目標が達成できたかどうかという大きな観点から、毎日の課題をこなすことができたかという小さなところまで、細かく行ないましょう。
毎日1つずつ課題をこなすことができなければ、大きな目標を達成することは絶対できません。
細部にまでこだわって評価を行い、後の自分に役立てましょう。
自走力を身につけるためのAction~改善~
評価の段階で、自分の現在の課題や問題点を洗い出したら、改善する作業に移りましょう。
パフォーマンスを発揮できない原因が、練習などではなく、食事や睡眠といった普段の生活に関わる部分にあるかもしれません。
次に繋がる改善作業をしっかりと行なうことができれば、必ず成長をすることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
確かに毎日の練習や試合などに集中して望むということは、アスリートにとってもかなり重要なことです。
しかしそれ以上に、大きな視点から自分がやるべきことをしっかりと見極めやり抜く「自走力」を身につけるのも重要になってきます。
今アスリートとして生きるあなたは、やるべきことや改善すべき点を、しっかりと明確にできているでしょうか。
できていない人はいますぐPDCAに沿って、自分のやるべきことをしっかりと定めることをおすすめします。