最近ではサラダチキンなどが有名になったことによって、高タンパク低カロリーの食事というと鳥胸肉などが注目されがちです。
しかし昔から鳥胸肉と同じくらい高タンパクかつ低カロリーで有名なのが「魚肉たんぱく」です。
魚肉たんぱくは古くから日本の食生活に根付いている食材ですが、体作りの際に注目を浴びているというわけではありません。
もっとも食材的には鶏胸肉と同じくらい体作りにおいて優秀なものであり、アスリートにとっても非常におすすめです。
例えばサッカー日本代表の長友佑都選手は、魚肉たんぱくを取ることによって怪我が少なくなったなど大きな効果を得ています。
そこで今回の記事では、魚肉たんぱくが有している肉とは異なる様々なメリットを解説していきます。
魚肉タンパクが有している様々なメリット
ここからは実際に魚肉タンパクが有している様々なメリットについて、以下で詳しく解説していきます。
脂肪を分解する効果がある
魚肉タンパク質に含まれている魚の油には、脂肪を分解して熱を生み出すという効果があります。
ある研究ではマウスに対して脂肪の割合が高い食事と、魚の油を豊富に含んだと肉タンパク質を長期間与えた結果、魚の油を豊富に含んだ食事をとっていたマウスの体脂肪が減少したという結果も出ています。
これは体内にあるエネルギーを作り出す細胞器官のミトコンドリアに含まれているタンパク質を、魚肉タンパクに含まれている魚の脂が増加させる効果を有しているのが原因だとも言われています。
そのため効率的にたんぱく質を摂取し脂肪を減らしたいという方にとっては、魚肉タンパクというのは非常に適している食材なのです。
血液の流れを良くする効果がある
中性脂肪やコレステロールが多い食事には、血液をドロドロにさせ様々な生活習慣病を招いてしまうというのは多くの人が知っていることです。
特に豚や鳥などの肉に関しては、血液の中にある中性脂肪やコレステロールを増加させる効果があり、血液をドロドロにしてしまう可能性があります。
もっともアスリートなどにとって、普段のトレーニングの効果を引き出すためにも日常的にタンパク質を摂る必要があるのは否めません。
そこでおすすめなのが魚肉タンパクです。
魚肉タンパクに含まれている脂質は、DHAやEPAなど血中コレステロールや中性脂肪を下げる効果があります。
そのため日常的に魚肉タンパク中心の食事をとっていると、心筋梗塞や動脈硬化などの生活習慣病の予防にもつながるのです。
アスリートにとってタンパク質を摂取し筋肉を作り出すというのは重要ですが、同じくらい大切なのが日頃の健康なのではないでしょうか。
健康のためにも肉だけではなく魚肉タンパクを摂取することもおすすめします。
エネルギー代謝の効率アップ
魚肉タンパクに含まれている魚の油には、体のエネルギー代謝の効率をアップさせる効果もあります。
エネルギー代謝の効率アップは魚の脂に含まれている栄養素が、体内の交感神経を活性化させることにより起きるといわれています。
そのため積極的に魚肉タンパクを摂取することによって、エネルギー代謝を上げるだけではなくメタボなどの改善効果も期待できるのです。
魚肉タンパクを摂取すると怪我予防やパフォーマンスUPも?
魚肉タンパクを積極的に摂取することによって、怪我予防やパフォーマンスUPにつながったという有名なアスリートをご存知でしょうか。
それはサッカー日本代表の長友佑都選手です。
彼は肉などを中心にした食生活から、魚肉を積極的に摂取することによって大きな怪我をしなくなりパフォーマンスがUPしたそうです。
年に何回かは筋肉系のトラブルで欠場をしていた長友選手ですが、食事を変えてから肉離れなど起こすこともなく安定してプレイができるようになりました。
私たち人間の身体というのは、毎日食べる食事によって作られています。
そのため一般的に有名な高タンパク低カロリーな食材だけではなく、様々な選択肢の中から自分に最適なものを選ぶというのも非常に重要なのかもしれません。
アスリートの方で日常のタンパク質摂取のための食材に迷っているという方は、怪我予防やパフォーマンスUPのためにもタンパク質を魚から摂取するようにしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は魚肉タンパクが有している、肉とは違う様々なメリットについて解説してきました。
今回紹介してきたように、魚肉を積極的に摂取することによって怪我予防やパフォーマンスUPにつながったというアスリートの方も多く存在します。
みなさんも日常的な食材にこだわり、結果を出せるアスリートを目指してくださいね。